液晶ディスプレイの修理

 2015年から愛用しているkrome88 、購入してから3,4年あたりから数時間使っていると液晶ディスプレイが全く映らなくなる現象が起こっていた。その際は電源を一度落とすと復活していたので気にも留めていなかったが、とうとうディスプレイが映らなくなってしまった。という訳で修理をする(  `・ω・´ )

 

★用意するもの

プラスドライバー

はんだごて、はんだ

チップ抵抗 1608サイズ 1kΩ~2kΩ程度

kromeを分解・組み立てる根気

いろいろ試行錯誤してたけどひとまずは修理方法だけ。

①まずはkromeをばらして液晶ディスプレイに繋がる基板を取り出す。

 

ちなみに液晶ディスプレイはNICHIA製らしい。LEDの日亜?

②問題の箇所であるチップ抵抗R28(赤枠で囲っている箇所)を取り外して1kΩ~2kΩ程度の抵抗に取り変える。今回は買ってきた1.1kΩに交換。1kΩにしたかったけど売っていなかった(´・ω・ ` )

 

★写真は交換した後。

③ばらした状態で電源を入れてみる。それまでつかなかったディスプレイが付くようになった。

 さて、今回の修理にあたって下記のサイトを参考にした。見つけるまでは基板が破損していないか確認したり、パターンを追って回路図を書いて読み取っていたりしていた。

[1]Today's something 今日の KORG KROME LCD不具合DIY修理のナゾ

https://karenevil.blogspot.com/2019/09/korg-krome-lcddiy.html

 

[2]Willy Tarreau's stuff Repairing Korg Krome's blank screen

https://wtarreau.blogspot.com/2015/12/im-posting-this-here-in-hope-that-it.html

 

 これらの記事によれば、今回交換した抵抗R28は液晶ディスプレイの駆動させるか/させないかを決めるイネーブル信号のラインにあるものらしい。もともと10kΩが実装されているが推奨されている値ではなく(!?)、購入直後は10kΩの値でも一応正常に動いていたものが、経年劣化によって動作不良になってしまったらしい。

 

とのこと。個人的に経年によって何処が悪くなったのかを液晶ディスプレイのデータシートを読んで解析したいところだけど、ネット上に落ちていなさそうなのでちょっと腑に落ちないがここまでにしておく。

 

でもちゃんと動いたから、ヨシ(  `・ω・´ )!