以前使用していたデスクトップPCの調子が悪くなったので新しいものに買い替えることにした。
ハード・ソフト問わず無事データを移行し、さっそく本格的に使っていこうと思ったものの、YoutubeやiTunesで音楽や動画を流すと頻繁に音切れを起こすようになった。
ひとまず音切れ・音飛びがなくなったので対策方法を書いておく。
■前提
使っているPCの構成とオーディオインターフェースやドライバーは下記の通り。
・PC
CPU Core(TM) i7-13700 2.10 GHz
メモリ 32GHz
OS Windows 11 Home 23H2
・オーディオインターフェース
YAMAHA MG10XU
・ドライバ
Yamaha Steinberg USB Driver V2.1.6
■やってみたが解決に至らなかったもの
https://jp.yamaha.com/products/contents/proaudio/training_support/vst_rack/002.html
上記サイト[Windows環境の場合: 再生の際にノイズや音切れが発生する。]のうち下記を行った。
やってみたものの、どれも解決しなかった(´・ω・`)
ちなみにネット回りは無関係だろうと思い実施しなかった(後から考えるとヒントにはなったかも)。
対策1: 適切なYamaha Steinberg USB Driverのインストール
対策2: Windows Updateの実施
対策3: コンピューターとRUio16-Dの物理的な接続の確認 (※RUio16-DをMG10XUに置き換えて実施)
対策4: コンピューターの省電力設定の確認
対策5: Windows 10のUSBセレクティブサスペンドを無効にする(Windows 10 1903以降)
対策6: コンピューターの動作設定の変更(Windows OSのみ)
対策8: 「バッファーサイズ(Buffer Size)」の変更
対策9: サンプリングレートを確認する
対策10: RUio16-D以外の機器の確認(※RUio16-DをMG10XUに置き換えて実施)
対策11: コンピューターの負荷の観点での確認
対策14: 不要なアプリケーションの終了
対策15: プロセッサのバックグランドサービスの優先設定
また、このサイト(https://level69.net/archives/31992)やこのサイト(https://jp.yamaha.com/news_events/2022/proaudio/defect.html)のようにAGシリーズやZGシリーズに起こっている音切れの対策もやってみたが解決しなかった。そもそも今回の音切れはこれらの上記のシリーズで発生している一時的に機器の認識が外れることによる音切れとは違う現象のようだ。
■原因(らしきもの)の特定
音切れ時に何等かの挙動がみられないかと思い、タスクマネージャーとにらめっこをしていた。
イーサネットを見てみるとどうやらインターネットからデータを受信したときに音切れが起こっていることが分かった。念のための確認として、音楽を流しながらタスクマネージャー見つつ適当にネットサーフィンしてみると、確実にサイトを開いたときに音切れする。また、ネットをつながない状態で音楽を流すと音切れが起こらない。どうやらこれが原因のようだ。
■解決方法
結局のところ、イーサネットで使用されているドライバRealtek Gaming Gbe Family Controllerを更新することで解決できた。手順は下記の通り。
①スタートや検索から[デバイス マネージャー]を開く。
②[デバイス マネージャー]の一覧の中にある[ネットワーク アダプター]の中から[Realtek Gaming Gbe Family Controller]を選択・右クリックを押し、プロパティを開く。
③タブの中から[ドライバー]を選択し、[ドライバーの更新]を選択する。
④ドライバーの検索方法が表示され、[コンピュータを参照してドライバーを検索(R)]を選択
⑤下記のように[コンピュータ上の利用可能なドライバーの一覧から選択します(L}を選択する。
⑥[Realtek(R)PCI(e) イーサネットコントローラー]を設定し[次へ]を選択する。
⑦ドライバーの更新完了。
ドライバーを更新してから1時間、この文章を書きながら適当に音楽を聞いているが、音切れが全く起こらなくなった。■やってみたが解決に至らなかったもので行った対策をもとに戻してみたが、再度音切れが起こることはなかった。Realtek Gaming Gbe Family Controllerのドライバが悪さをしていたようだ。
ひとまず様子見としておく。